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賃貸物件で人気の設備とは? 不動産投資の前に要チェック!

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賃貸物件の設備とは、エアコン、インターホンや無料インターネット、浴室乾燥機などの設備を指します。これらの設備は物件の魅力にも直結するため、賃貸物件を所有しているならしっかりと検討したい項目です。この記事では、最低限備えておきたい人気設備や、設置するかどうかの検討方法についてお伝えしていきます。

一般に人気の物件設備とは

室内洗濯機置き場は、最近では多くの人が求める人気設備の一つです。外置きの洗濯機置場は防犯上嫌がる人も多いですよね。

また、防犯システムとしてはテレビモニター付きインターフォンも人気を集めています。外の様子を室内からモニターできたり、録画できたりするので、安心のために求める人が多いようです。

防犯を重視する人の中には、エントランスのオートロックなども魅力になります。

他にも、無料インターネット設備や無料Wi-Fi設備のある物件を選ぶ人も少なくありません。インターネットを契約すれば、1ヶ月で5,000円前後の料金がかかります。毎月の出費を抑えるためにも、無料インターネット設備はマストという人が増えているのです。

最近ではコロナ禍によってテレワークも広まっています。家にいる時間が増えたこともあり、これらの設備が人気となっているのかもしれません。

ライフスタイルとマッチすることで魅力の増幅に

賃貸物件の設備は、その人のライフスタイルによって要不要が決まってきます。

例えば、通販を多く利用する家庭では、対面で対応せずともOKなテレビモニター付きインターホン、宅配ボックスなどが人気です。

洗濯物の多いファミリー世帯では、夜間でも利用しやすい室内洗濯機置き場が求められます。家族が多い場合、いつでも温かい湯船につかれるよう、追い炊き機能付き給湯器が魅力になることも多いです。

一人暮らしの場合はユニットバスの物件も多いですが、二人暮らしやファミリータイプの物件では、独立洗面台を必須とする人も少なくありません。

賃貸物件、コストとの見極めが肝心

入居者にとって便利な設備は、充実しているに越したことはありません。「テレビモニターが付いていて困った」という人はほぼいないでしょう。

しかし、設備をつけることでコスト増につながることを忘れてはいけません。

設備をつければつけるだけ、メンテナンス項目が増えます。つまり、導入コストだけでなくランニングコストもかかるのです。

設備コストが増加すれば、それは家賃に転嫁されます。

入居者が設備を使いこなし、便利に暮らせるのであれば対価として高い家賃も支払うかもしれません。しかし、使わない設備が多い場合は入居者にとっては損です。

賃貸物件に設備をつけるのは、入居者が便利に快適に暮らせるためです。そして、退去者を減らし、空室のリスクを減らすために行なわれます。

入居者にとっての費用対効果がある設備なのか、管理する立場からも費用対効果があるのか、しっかりと検討して設備を導入するようにしましょう。

設備導入前に考えたい3つの検討ポイント

では、実際にどのように導入する設備を選べばいいのか、検討のポイントをご紹介します。

1.入居者のターゲットを明確にする

学生、単身の社会人、ファミリーで分類すると明確です。

学生の場合は宅配ボックスやテレビモニター付きインターフォンが人気となっています。また、学校やバイトで家を留守にしがちなため、最近では宅配ボックスも人気です。

独身の社会人の中には、防犯カメラや24時間ゴミ出し可能な設備なども需要があります。ファミリーの場合は追い炊き機能付き給湯器やホームセキュリティ等も人気です。

ターゲット層によって、かなり違いがあるため、物件の特性を理解して設備を選びましょう。

2.不動産会社が選ぶおすすめ設備を参考に

不動産業者が導入をすすめる設備の第1位は、無料インターネット設備です。動画やゲームなどを家庭で楽しむ人が増えており、無料のインターネットは大きな魅力。独身世帯でもファミリー世帯でも、導入しておけば必ずや喜ばれます。

次におすすめするのは、オートロックです。物件探しの当初からオートロックを指定してくる入居者は多く、オートロックを整備していないことでお客さんを逃す……ということも少なくありません。

今から不動産投資目的で物件を購入するのであれば、空き家リスクを回避するためにもオートロック物件がおすすめです。

3.地域性を考えて設備導入を考える

都心と地方では、設備の重要性が変わってきます。例えば、人通りが少なく静かな田舎町では、防犯へのニーズが高まるため、木造の1LDKなどの部屋でもホームセキュリティを導入することがあります。物件を内見する人の不安を埋め、成約へとつなげるためです。

一方、都心のマンション群にオートロック設備を導入しても、大した差別化は図れないでしょう。なぜなら、周辺には防犯設備の充実したオートロックマンションがたくさんあるからです。

このように、設備導入には地域性も加味するようにして、より効率的に設備を選択するといいでしょう。

入居者のライフスタイルを想像して設備設置を

ライフスタイルにマッチした設備を設置すると、物件はさらに魅力的なものになります。無駄なく魅力的な物件にするためにも、物件が誰に向けた物件なのか、どんな人に需要があるのかなどを考えましょう。その地域のニーズに応えながら、その他の物件と差別化が図れると理想的です。

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