あかり不動産では「不動産買取」にも力を入れています。不動産買取は売る側のメリットもたくさんあり、おすすめの処分方法です。とくに「早期にお金が必要だ」「周囲に知られずに家を売りたい」等、あなたの悩みの解決策として、不動産買取が力になるかもしれません。
こんなあなたには「不動産買取」がおすすめ
不動産の処分方法には、不動産業者が不動産を買い上げる「不動産買取」と、買主を売主を仲介する「不動産売却」とがあります。
今回トピックに取り上げる「不動産買取」は、以下のような方におすすめの処分方法です。
- 住み替えによる自宅の下取りをしてほしい
- 相続した不動産を処分したい
- 近所の人に知られずに家を売りたい
- すぐに現金がほしい
もし、あなたの状況に当てはまるなら、不動産買取を検討してみてください。
メリット1. 短期間で現金化が可能
不動産買取は、不動産業者が直接不動産を買取ります。売主を探して仲介する「不動産売却」とは違い、買主が不動産業者となるため、早くに取引が成立するのです。
ここで、現金を受け取るまでの流れを見ていきましょう。
- 買取を依頼
- 不動産業者による査定
- 買取金額の提示
- 買取条件やスケジュールの確認
- 売買契約
- 物件引き渡し
- 売買代金の受け取り
ざっくりと、上記のような流れで売買契約が行われます。
代金はまず、手付金から支払われるのが一般的で、支払いのタイミングは売買契約を締結した後です。
残りの代金は、物件の引き渡し後に支払われます。詳細な時期は契約書等に記載されているため、現金化を急いでいるなら確認しておくといいでしょう。
現金化までの期間は、不動産売却は3ヶ月〜6ヶ月かかるところ、買取の場合は1ヶ月ほどです。比較すると、かなり短期間で現金化できることがわかります。
メリット2. 仲介手数料不要
不動産買取には仲介業務がないため、仲介手数料の支払いがありません。
不動産売却の仲介手数料は「売却価格✕3% + 6万円」と消費税等の諸費用で構成されます。
売却価格が100万円なら約10万円、1,000万円なら約40万円ほどが仲介手数料で消えていく試算です。必ず支払う必要があるため、負担は小さくありません。
不動産買取なら、この仲介手数料は不要となります。
メリット3. 近隣や周囲に知られることがなく処分できる
不動産売却をすると、色んな人が内見に訪れたり、広告チラシなどが広がったりすることで、周辺の住民に売却がばれてしまうことがあります。
宣伝や広告は控えてもらうこともできますが、広告を打たなければ買い手が見つからないリスクもあり、あまりおすすめできません。
その点、不動産買取は宣伝や広告を出しません。
一度の査定で済む場合が多く、不動産業者が買い取ってくれるため、取引も短期間に終了します。周囲に詮索される可能性も少ないでしょう。
メリット4. 契約不適合責任が免除される
不動産売却で不動産を売買した場合、売主は契約不適合責任を負わなければなりません。
契約不適合責任とは、購入した家に不具合が見つかったり、契約上との相違があったりする場合、買主が売主に責任を問えるというものです。
しかし、不動産買取の場合は不動産業者に対して売り渡すため、契約不適合責任が免除されます。一切の契約不適合責任を負う必要がありません。
「契約不適合責任」とは
契約不適合責任では、以下の4つの請求や主張を行えるものとしています。
- 履行の追完請求
- 代金減額請求
- 損害賠償請求
- 契約解除請求
中でも「履行の追完請求」は、目的物の種類、品質、数量などが契約に適合していない場合に、買主が売主に対して「契約通りのものを引き渡すように」履行の追完を請求できる権利のことです。
例えば、不動産の引き渡し後に雨漏りが見つかったら、売主は速やかに修繕するなどの対応を取らなければなりません。
買主にとっては安心の仕組みですが、売主にとっては請求されれば対応しなければならないため、負担に感じることもあるでしょう。
メリット5. 引っ越し計画も立てやすい
不動産売却の場合、買主を見つけないことには売買契約ができません。いつ売れるかもわからない状態で、買い手がつくことを待つことになります。
その点、不動産買取の場合は手続きが完了次第、不動産を手放すことが可能です。
引っ越し等、今後の予定も立てやすくなり、時間を浪費することもありません。
市場価格よりも安い取引額はデメリット
不動産買取には、一つだけデメリットがあります。
それは、市場価格よりも取引額が安くなる点です。3〜4割程度減額されるため、1,000万円の市場価格なら600〜700万円程度の取引額になります。
より高く売りたい人にとっては、不動産買取はデメリットです。
まとめ
不動産買取は売る側にとってたくさんのメリットがあります。
実家の空き家を売りたい、ライフステージの変化により住まいを買い替えたい等、一つの選択として不動産買取を検討してみてください。
とくに、相続した不動産に固定資産税の滞納分があり、いち早く現金化して債務整理をしたい等の場合には、不動産買取はとても役立ちます。